たぶん大正時代のお話でした。
Netflixで鬼滅の刃を観て、何となく大正時代風のものを描きたくなっただけ…な気がする。
ちょっと意味が分かりにくいオチとなっていますが、意味が分かると怖い漫画(わかりにくいものを描いた作者のいいわけ)ということにしてきましょう…!
「嗤う女」元ネタ
小泉八雲「小泉八雲集」
おたまというのは、小泉八雲の「小泉八雲集」に出てくる大正時代に実在した女性です。
この本に、葬式から戻ってきたおたまが、にやにやと笑いながら小泉八雲に骨壺を見せつけてきて、その中に焼け残った歯が見えた…というエピソードが記されていました。
これは今回の話のモチーフに(パクリ)させて頂きました。
「おたま」って、名前がかわいらしく、面白くてなんだか好きです。
漫画執筆中の怪異
郷内心瞳「拝み屋怪談 禁忌を書く」
twitterにも書きましたが、今回の漫画「嗤う女」を描いていた時、通勤電車の中で郷内心瞳先生(拝み屋・怪談作家)の「拝み屋怪談 禁忌を書く」(角川ホラー文庫)をたまたま読んでいました。
その話の中に、偶然にも「嗤う女」という、まさに今描いている漫画とまったく同じタイトルの怪談が目に入ってきました。
話の内容としては、
ある日、郷内氏の読者の女性から電話がかかって来て、やがてその女性がもたらす禍(わざわい)に悩まされるという実話を基にした怪談です。
そしてその内容がとてつもなく恐ろしい!
この偶然はたまたまではなく、何かのメッセージでは?
自分の身にもこんな厄が降りかかるのでは!?
…と心配になり、「今すぐこんな漫画描くのをやめよう!!!!」と一瞬本気で考えてしまいました。
でもそんなこと気にせず、最後までちゃんと描きましたよ。
その結果、左肩胛骨がきしむような謎の痛みに襲われ、2日間ほど苦痛に耐えながら過ごしました。
たぶんこの関節痛の原因は、自宅でイスに座って映画を観ている時、なぜか体の向きを斜めにした姿勢で視聴したから説が濃厚ですが。
変な姿勢での視聴はやめましょう。
僕のように悪霊に関節を極められる可能性がありますよ。
それにしてもしかし、狂ったように笑う女ってやっぱり怖いですね。
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