僕自身が実際に体験した実話怪談です。
2000年代の前半〜半ばくらいの出来事だったと思います。
地下鉄T代田線、S(新)御茶ノ水駅の改札を出て、聖橋方面への長いエレベーター前にあるトイレでした。(記憶が確かならば)
その後改装され、今は新しくキレイなトイレになっています。
…っていうかもう伏せ字の意味ねーじゃねーか。
実話怪談漫画「S駅のトイレ」あとがき
確かこの事件が起きたのは平日の昼下がりだったような記憶があるのですが、何の用事でお昼時の新御茶ノ水駅にいたのかまったく覚えていません。
ところで、僕は霊感なんて無い人間だと思っているのですが、もしかしたら隠れ霊感があるタイプなのかもしれない。
僕は以前にも数回、「この店なんか気持ち悪いな…」という感覚を感じたことがありました。
初めてその感覚を覚えたのは、千葉県の東金市にある個人経営のレストランでした。
照明が全体的に薄暗くて、空気が薄くて、どこか淀んだ風が吹いているような…。(この後怪異が起きたのだが、長くなるので割愛。いつかの機会に実話漫画として描くかもしれない)
感覚的な話になってしまうのですが、その時とほぼまったく同じ感じがこのトイレの中でも起こったわけです。
直感的に、あ、なんかヤバイ感じがする…とか考えながら、誰もいないトイレで小便をしていたら、本当に怪異が起こってしまったのです。
男性の顔はあまりハッキリと観たワケではなく、鏡の反射越しにチラリと見ただけなので、ただの気のせいだろ!と言われても反論ができません。
気が動転していたのかもしれないし、こうゆう出来事のほとんどの場合が気のせいだったという経験は何度もしています。
しかし明らかに照明が薄暗くなっていて、顔色がおかしいメガネ男が自分の後ろで「ふー…しゅー…ふー…しゅー…」と喋るようにして声に出していたのは事実です。
確かチェック柄のシャツを着ていて、顔はまさに今回の漫画のような顔だったと記憶しています。ちょっとオタクっぽい雰囲気の30前後くらいの男性でした。
そしてその一週間後ほどにトイレが閉鎖され、改装工事が始まっていたというのも事実です。
っていうかまあ、全部事実です。
当時、ネットで検索しても一切の情報は見つけられなかった。
もしかしたら僕と同じ経験をしている人が、他にもいるかもしれない…。
そういった方がおりましたら、是非ともご一報下さい。
メールでもTwitterのDMでも構いません。
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