にゃ〜〜〜〜ん
ショートホラーマンガ「猫カワイイ」執筆後記
凶悪な殺人者ほど、普段は気さくで良い人だと言われています。
周囲から良い人と言われる人ほど、警戒心を高めた方がいいのかもしれません。
特に、初対面でやたらといい人ぶる人間には要注意です。
あなたを騙し、欺き、良い気分にさせたところで、己の欲望や目的を果たすために利用される可能性が高いからです。
そういった注意喚起の意味を込めて、今回の話を描きました。
…ということにしておこうか。
モミトフは猫カフェのオーナー
前回、モミトフはパチスロ製造の工場勤務という設定でしたが、なぜ猫カフェのオーナーなのか?

モミトフのターゲットとなった人間が、脱税した大金を隠し持っており、モミトフはそのお金を拝借し、大好きな猫ちゃんのカフェをオープンしたのです。
だが実はカフェというのは表向きで、客は誰一人やってきません。
この猫カフェに、ネコ好きな女性を巧みに誘い出し、処理場として利用しているのです。
猫のエサ代も無料で済ませるので、一石二鳥だと判断したのでしょう。
髪型だけ12%くらいイケメン化したモミトフは、こうして日々、勧誘テクニックを磨いているのです。
この人はいい人で、猫が好きで…という条件だけでついてくる女性も少なくないと思います。
映画「IT」のモデルも普段はいい人
ホラーファンならおなじみですが、スティーブン・キング原作「IT」に出てくるピエロのモデルは、アメリカの連続殺人鬼「ジョン・ウェイン・ゲーシー」です。
6年間の間に、33人を殺害したことが明らかになっています。
実際はそれ以上やっていると思われます。
遺体を自宅の地下に埋めていたので、家の中は異臭が漂っていたとのこと。
被害者は少年を含む男性が中心で、自分が同性愛者だとバレるのを防ぐために、性的暴行を加えた後に殺害されたそうです。
彼は地元のチャリティーイベントなどに参加し、ピエロの格好をして子どもたちを楽しませ、周囲の人々からは優しいおじさん、いい人と言われていたのです。
どうでしょう…?
あなたの近くにもそんな人はいませんか?
というか、あなた自身が「良い人」といわれていないでしょうか?
僕は周囲の人に「何考えてるのかわからない人」とよくいわれます。
そうゆう人もヤバ………くはないかもしれないので、優しく接してあげてください。
僕自身、自分が何を考えて生きているのか、まったく分かっていないのです。
頭の中はいつもフワフワしています。
ヘラヘラしながらお菓子ばっかり食べてます。
猫が好きな人に悪い人はいない
◯◯が好きな人に悪い奴なんていない!なんて台詞を、一度でも言ったことはないでしょうか。
僕は酔っ払ったときに、言ったことがあるかもしれません。
◯◯が好きな人に悪い人がいないというのは、何の根拠もありません。
ただ自分が好きな物を、好きといっている人が好きなだけです。
自分の持っている特性の一部を共有しているような気になって、親近感を感じているだけです。
この人なら自分を理解してくれる!と舞い上がってしまうのです。
悪人というのは、そこを熟知していて、上手く利用してきます。
悪人じゃなくても、上手く利用することはできます。
例えば、「ショートホラーマンガ『二黒』が好き!」と言われたら、僕はあなたのことを好きになるどころか、LOVEレベルで好意的になる可能性が高いです。
例えあなたが連続殺人鬼だとしても、僕は好きになってしまうかもしれません!
人間とは単純な生き物ですね…
ちなみに、映画『IT』はこちら。↓
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